阪神・淡路大震災でのボランティア、を振り返る。
今年は阪神・淡路大震災から30年の年です。当時、みなさんはどこにおられましたか?
ボラセンに登録されている方の中には、この時のボランティアが初めての活動だった、
という方も多くおられます。また、ボラセンでは「災害ボランティアセンター」を
設置することに備えて、設置運営訓練も実施しています。
学校も夏休み期間の8月、多世代で学び合う場として、災害ボランティアきっかけ講座を
開催しました。ゲストの稲村和美さんは、阪神・淡路大震災の当時、大学生で、そのときの
ボランティア体験が原点となり、「市民主体のまちづくり」にめざめた一人です。
当時の避難所でのボランティア活動の様子、被災していない自分が、その地域の人と関わる
ときに感じたこと、ボランティア=福祉的なことというイメージが変化したこと等、を
お話いただきました。震災の経験がある人もない人も、ボランティアの経験がある人もない人も、
それぞれに自分のこれまで、今を振返りながら、グループでの交流もはずんでいました。
10代から90代まで、各世代が集い、防災や自治、ボランティアについて話す場はなかなかありません。
多様な状況にある人同士が、こういう人がいるんだ、こういうコミュニケーションが必要なんだと
感じながら、だれしもに共通するテーマを分かち合い、対話する機会、そして震災をはじめ、
一人ひとりの経験を共有する場を、これからも作っていきたいと感じられる時間でした。
みなさん、ご参加ありがとうございました!