ユース相談支援ってなんだ?!~大切なのは「価値観のチャンネル」~
園田地区には、地域の子どもたちの未来を考える子育て支援連絡会というネットワークがあります。
子育てに関わる関係機関や活動者で組織され、約2か月に一度程度集まり、話し合いを重ねています。
その中で、中高生支援の必要性について議論がなされ、この夏ユースワークについて研修を行いました。
(↓ユースワーク研修の様子)
今回は、いくしあのこども相談支援課の職員の方をお招きし、
「青少年のひきこもり支援及びユース相談支援」についてお話しいただきました。
ユース相談支援とは、
「ひきこもりやそれに近い状態にある、
中学3年生からおおむね29歳までの本人、および家族に対し、
一人ひとりの状態に応じた支援を提供する事業」で、
1人ひとりの心に向き合い、寄り添い、力をつけて一緒に一歩を踏み出す支援を行っています。
それには、当事者と「価値観のチャンネル」を合わせ、
大切なもの、好きなもの、生き方などの価値観を合わせてることが大切だと学びました。
ひきこもってしまう原因は一つではなく、さまざまな心の傷が絡み合っています。
中高生の頃に受けたその心の傷のせいで、長期間ひきこもりの状態から抜けられなくなってしまう人が多い傾向にあります。
つまり、成人後も課題を持ち続ける可能性があり、
青少年のひきこもり支援は、決して子どもだけの問題ではありません。
振り返りの時間では、関わりの難しさや、
総合的・重層的に課題を検討していくことの必要性などが話し合われました。
みなさんの中でも普段の支援の中で難しいと感じることや、もやもやすることがたくさんあります。
さすがに「子育て支援連絡会のネットワークで地域の課題をすぐにさっぱり解決♪」…とはいきません。
でも、子どもの支援を中心とした地域の課題について、
一緒に考えていけるこの子育て支援連絡会のネットワークはとっても心強い!!
今後も子育てに関わる活動者や関係機関のみなさんと
共に悩み、学び、相談しながら、
子どもたちがのびのび育つ園田の地域づくりを行っていきたいと思います。